ひと昔前の葬儀だと、家族だけでなく親族や近所に住んでいる方なども招いて実施されるのが一般的となっていました。しかし、近年では家族葬や一日葬など、さまざまに種類が増えてきて、その内容も変化してきています。今回は、そんな葬儀の中での一日葬とはどのようなものなのか、流れやメリット・デメリットなどについて、詳しく解説します。
一日葬とは?
冒頭でも解説したとおり、近年では、さまざまな種類の葬儀の形式が存在しており、それぞれ特徴が異なっています。さまざまな種類の葬儀があるという側面から、一日葬という名前は聞いたことはあっても、実際に実施したことのある方は少ないかもしれません。そのためここでは、一日葬とはどのようなものなのか、そして家族葬との違いなどについて解説します。そもそも一日葬とは、お通夜をやらずに全ての流れを一日で行う葬儀を指し、参列者を限定しないのが大きな特徴となっています。
対して家族葬は、参列者を限定して、家族や故人と親しかった方々を中心に実施する葬儀です。こちらは、家族葬という名前になっているものの、家族のみで行うわけではなく、誰を呼ぶかは自由に選べるのも特徴です。
家族葬との違い
上記で解説した内容をまとめると、それぞれの違いとして、お通夜の有無や葬儀にかかる日数という点が挙げられます。皆さんも、これらの特徴をよく把握して、自分たちはどの形式が合っているのかを検討してみてください。一日葬の基本的な流れ
次に一日葬の基本的な流れについて、順を追って解説します。1.葬儀社に連絡
ご逝去後に遺体にエンゼルケアというものが実施されます。その時に葬儀社に連絡して、病院搬送の手配を依頼していきましょう。依頼後は、死亡診断書を貰って、退院の準備を行います。その際、遺体に着せる服があれば、看護師に着せてもらいましょう。その後は、病院の支払いを済ませ、霊安室に移動するという流れになります。
2.ご安置
葬儀社の迎えの車が来たら、安置されている場所を伝えましょう。この時の安置場所は、自宅か斎場内などの安置施設となりますが、どちらにするかは遺族の方が選べます。遺体を安置場所に搬送したら、実際に安置となります。3.打ち合わせ
次に打ち合わせです。打ち合わせでは、葬儀社と実施する葬儀プランを決めていきます。決めなければならない内容としては、葬儀の日程・葬儀会場・葬儀のプランや流れ・費用の見積り・遺影写真などになります。打ち合わせをすぐに実施しないと、遺体の腐敗が進んでしまう恐れがあったり、人口が多い場所だと、火葬場の予約が取りにくいケースが考えられるため、なるべく早い打ち合わせをする必要があるということを覚えておきましょう。
4.納棺
納棺は葬儀社が安置場所まで来て、故人を棺に納めてくれるものです。葬儀のプラン次第では、納棺前に湯灌や化粧を施す場合があります。そして納棺終了後は、葬儀会場まで搬送します。5.告別式
葬儀会場にて告別式を実施します。葬儀の流れに沿って、告別式を行い、火葬場へ出棺します。6.火葬
火葬場では、僧侶が炉前読経した後、火葬を行う流れとなります。火葬後に骨上げが終了すれば、精進落としと呼ばれる食事の席を設けます。7.解散
葬儀終了後に、葬儀社に費用を支払って、埋葬許可証というものを貰います。そして自宅に遺骨を持ち帰って白木位牌・遺影と一緒に安置します。骨壺は四十九日法要まで自宅できちんと保管しておきましょう。一日葬のメリット・デメリット
最後に一日葬のメリット・デメリットについて、解説します。葬儀選びを失敗しないためには、一日葬のメリットだけでなく、デメリットもよく把握しておくことが重要なので、下記に解説することを、ぜひ覚えておいてください。一日葬のメリット
まず、メリットとして挙げられるのは、故人とゆっくり最後の時間を過ごせるという点です。一般の葬儀だと、参列者がいるため、家族だけで過ごすことは難しくなります。しかし、一日葬であれば、お通夜を執り行わないため、過ごせる時間が増えるというのが、大きなメリットです。また、遺族の負担が減るというのも、メリットのひとつです。一日葬であれば一日で葬儀が終了するため、遺族の負担は少なくなります。さらに費用を抑えられるというのも、大きなメリットとなっており、一日葬ではお通夜がないため、会場費用が安く済む場合があります。
また、参列者が少ないため、食事や返礼品の準備も少なく済むので、費用がトータル的に抑えられるというのも、大きなメリットといえるでしょう。